2022
18
Dec

カメラ, 機材レビュー, 登山, 登山道具

【機材レビュー】Nikonの本気!フルサイズ一眼レフ「Nikon D850」を購入!山岳写真にもおすすめ!

 @syouggg です。

つい先日、愛用していた「NikonD750」からニコンのフルサイズ機最上位モデルである、「NikonD850」に機種変更をしたので紹介します。最新モデルである「Nikon Z8」も今後使用予定なのでそちらとの比較もしていきたいと思います。

ボディ単体で重量が約1,000g超えというからカメラを構えるとずっしりと重さがくる。これに超望遠レンズを付けるものであれば翌日には確実に筋肉痛を引き起こしてしまうほどです。


有効画素数4575万画素と常用感度ISO 64-25600を両立し、明るい場所から暗い場所までオールマイティーに活躍。画像処理エンジンには、D5と同じEXPEED 5を採用しています。

 マップカメラで購入しました!

以前に使っていた「NikonD750」はマップカメラの中古で購入しました。中古でしたが故障もなく長く使えたこともあり今回もマップカメラで購入することにしました。

マップカメラ公式サイト→(Mapcamera

中古ですが購入後1年間は「安心保証」で自然故障の場合は無償で修理を受けることができます。

厳冬期の雪山で突然の操作不良

実際、撮影していた際、突然操作のボタンが効かなくなりマップカメラの修理センターで故障を治してもらいました。対応も良く3週間ほどで受け取りができました。

金額はちょっとした修理で7万円を越していましたが、「安心保証」期間内でしたので無料で故障を治すことができました。修理だけで7万はかなりの痛手で買い直しも検討できる金額ですね。

 

 風景写真はニコンがいいと考える理由

個人的な意見とはなりますが、カメラメーカー各社の中でニコンが最も風景写真に向いていると思います。実際のところ友人のカメラメーカーを見ているとキャノンやソニーが圧倒的に多いと感じます。

 ミラーレス一眼ではなく、一眼レフにこだわる理由

今は一眼レフよりもコンパクトで軽量化されたミラーレス一眼の方がシェアが高いです。特に山に持っていくとなると余計に軽量化が大切となってきます。

一眼レフにこだわる理由は圧倒的な耐久性とバッテリーの持ちの良さにあります。




 D850基本スペック

旧モデルとなるNikon D810と比較すると、カメラの基本性能が全体的に向上しています。また、背面液晶は高画素化されて可動式やタッチパネル方式に進化。様々な操作がタッチパネルで行えるのが特徴です。

また、新たにサイレント撮影が搭載されました。従来のNikon一眼レフに搭載されていた静音シャッターモードとは全く異なり、電子シャッターとなっています。電子シャッターは、シャッター音が気になる撮影シーンでも音を立てず撮影することができます。また電子シャッターは撮影時のシャッター振動が無いため、ブレが気になる撮影には効果を発揮します。

 

 D750との違い

大きな違いとしては、「D850」は最新の画像処理エンジン「EXPEED 5」が搭載されていますが、「D750」は1つ前の「EXPEED 4」が搭載されています。「D850」は新型のイメージセンサーと合わせて、高感度性能や機能全般が向上しています。裏面照射型CMOSセンサーにより、読み出し速度も高速化しています。

使ってみて正直なところ格段な違いは感じられません。もちろんAFスピードや連射速度等の違いはありますが、カメラを趣味とする身としてはあまり大きな差ではないかと思います。

 

 D850をおすすめする理由

①発売から日が経っているので値段が落ちている

2017年に発売された「D850」は発売から5年以上も経っています。そのため中古でかなりお得に購入することができます。中古カメラを購入する際におすすめなのがMap Camera(→マップカメラ公式サイト)です。中古機材の状態が分かりやすく、メンテナンスがしっかりされていること、受け取り時には丁寧な梱包で届くので安心なショップです。

→カメラのキタムラでも中古で安く出回っていることがあります。

②高画素化でも最高の画質

一般的に画素数が高くなればなるほど画素ピッチは狭くなり、ダイナミックレンジや高感度画質で不利な面がある。D850は、有効約4575万画素という高画素でありながら、シャドーからハイライトまで階調が豊かで、高感度でもノイズが少なく解像感の高い画質が得られます。




③ボタンイルミネーション機能

これがかなり役に立っています。星空や夜景のような暗所で撮影する際に、ダイヤルやボタンが光る機能です。電源スイッチの操作によって、背面左側のボタンやレリーズモードダイヤルのボタンが、透過照明を採用したイルミネーションでハッキリと確認できます。

 

④タッチパネルが採用された画像モニター

D850の画像モニターはスマートフォンのようなタッチ操作が可能となっています。撮影画像を確認するには、気になる場所をダブルタップするだけで、該当部分を拡大表示できる。そして、ピンチアウト(2本の指で押し広げる)してさらに拡大することも。ライブビューでの撮影時のピント確認も、同じように指先で簡単に行える。以前はマルチセレクターなどで行っていた操作をよりスムーズにすることで撮影に集中できます。

 

 D850を登山でオススメする理由

正直なところフルサイズ一眼レフの重量はとても重たいです。登山は荷物をできるだけ軽量化したいところですが、重量を上回るメリットがあります。

①高度な防滴・防塵性能をもち過酷な環境でも使える

ボディーには軽量で堅牢なマグネシウム合金を使用し、高い剛性と耐久性を保ちながら軽量化を実現。接合部には効果的なシーリングが施され、悪天候でも安心して撮影できる高い防塵・防滴性能を確保しています。筆者の撮影するメインの写真は風景写真です。最近では山岳写真を撮ることが多く、雨が急に降ったり、時には雪の降る過酷な環境でもガンガン使える「D850」は心強いです。

特に最近は冬山の写真を撮ることが多く、暴風が吹き荒れ気温は−15℃を下回るような状況でも何の問題もなく撮影ができています。他社のフルサイズ一眼や、ミラーレス一眼を使っている友人のカメラは寒さに耐えきれず、バッテリーが落ちてしまうことがあります。でも「Nikon D850」は問題なく使えることが多いです。

余談ですが、アフリカのケニアとタンザニアへ撮影に行った時は「 D750」を使っていました。砂塵の多いアフリカのサバンナでも難なくハイクオリティーな野生動物の写真を収めることができました。

 

 画素数と画質の関係

D850は4千万画素を超える高画素機ではあるが、高画素であればあるほど画質が上がるというわけではないです。画素数を上げるとピッチの光を取り入れる量が減り、感度が落ちノイズが増えてしまいます。そのため以前に愛用していた「D750」の方が高感度に強く、夜景や星空を撮影する際には強いと言われています。

 

夏の槍ヶ岳山荘で撮った天の川の写真です。D750でかなり綺麗に星空を撮影することができました。




 

 D850におすすめのレンズ

カメラの本体の性能がいいからと言って悪いレンズを使っていると、高画素機の性能を発揮することが出来ません。ある程度価格が高くてもしっかりとしたレンズをつけて撮影することをお勧めします。

・AF-S NIKKOR 50mm f/1.4G

おすすめの単焦点レンズ

 

・AF-S NIKKOR 24-70mm f/2.8G ED

Nikon純正。オススメの大三元標準ズームレンズ


手ぶれ補正はついていませんが今現在最新の標準ズームの型落ちレンズでかなり安く購入することができます。

 

 まとめ

Nikonの一眼レフシリーズの中でも最上位機種であるD850は堅牢性と画質が推しです。

 

今回記事で紹介したNikonD850↓

 

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