@syouggg です。登山やキャンプを計画していて一番気になることが「天気」だと思います。
山は晴れている日に登りたいですし、雨の日にキャンプなんてしたくもありません。また、視界が悪くなり遭難の危険性が上がってしまうこともあり、雨の中の登山は避けたいものです。
天気予報で外せないのは気象庁ですが、山の天気、天気予報を提供しているサービスはいくつかあります。
ここでは、登山やキャンプ、アウトドアだけでなく、クライミングやハイキングなどでも便利に使える「山の天気」の天気予報サイトやスマホアプリを、リストアップして紹介していきます。
1. Mountain Weather Forecasts
全世界の山の天気予報を掲載している。その数は、11300以上とされ、日本の山も多数掲載されています。このサイト結構当たります!まず初めに山に行く前に見るサイトがこれ!若干過大に気温や雨量が表示されているかなとは使っていて感じます。
会員登録不要・無料
・午前、午後、夜間の情報が1週間分の天気を表示。
・天気図を掲載。
・近隣5ヶ所の天気予報。
<主な掲載項目>
気温/風向/風速/天気図/降水量/積雪量/最高気温/最低気温/Freezing level/日の出時刻/日の入時刻
公式サイト Mountain Weather Forecasts
<優れているところ>
・Freezing level(その標高を超えると雨が雪になるラインの事)が表示されてるので、冬山、雪山へ行く時などに参考になる。
・世界中の山の天気を見ることができる。
・高度別の予報を見ることができる。
・豊富な情報量にもかかわらず、無料で見ることができる。
<ここが微妙>
・風速が時速になっており、秒速に慣れていると直感的にわかりにくい。
・予報の傾向として、風速の予想数値が高いのではと思われることがある。
・天気アイコンに馴染みのないものがあり一部わかりにくいものがある。
・基本的に全て英語。
2. SCW天気予報/観測情報
スーパーコンピュータが予測する高解像度の天気予報GPV気象予報に代る新しい天気予報サイト。Yahoo の雨雲ズームレーダよりかは使い勝手が悪いですが、雲や雨雲の発生状況が1時間ごとにわかるのでおすすめです。
局地モデル/雲観測マップ/雨量雲量図SSI表示/広域モデルの1日4回更新/スマートフォン対応/GPV気象予報で提供していた詳細モデル・広域モデルも表示。
会員登録不要・無料
地図の表示範囲の選択は
詳細(予測表示39時間後まで)
広域(予測表示264時間後まで:1日1回更新)
広域2(予測表示84時間後まで:1日4回更新)
公式サイト SCW
3. てんきとくらす
「てんくら」の愛称で親しまれている天気と生活の情報サイト。他のサイトで雨雲等を確認してから最後に見るサイト。正直なところあまり登山指数はあてにはできないです。
会員登録不要・無料
・今日・明日の三時間天気(登山指数/高度3100m付近の天気・風速/高度2000m付近の天気・風速)(1、7、13、19時頃)
・週間予報(登山指数/高度3100m付近の天気・風速/高度2000m付近の天気・風速)(1、7、13、19時頃)
・山頂付近の見晴らし情報。
・近隣市町村の気象情報 (天気/気温/降水量)
・今日、明日の天気は1日4回(1、7、13、19時頃)更新
・週間天気の前半部分は1日4回(1、7、13、19時頃)、後半部分は1日1回(4時頃)更新
<主な掲載項目>
気温/風速/降水量/日照時間/登山指数/高度2000m付近の天気/高度1500m付近の天気/近隣市町村の気象情報
公式サイト てんきとくらす
4. mikketa (みっけた)登山・山小屋・キャンプの天気
登山やアウトドアのエキスパートにクローズアップするメディア「PORTALFIELD」が運営。山頂天気をはじめとする登山や旅に必要な情報を一箇所にまとめて集結させたサイト。
会員登録不要・全て無料で利用可能。
天気予報の情報ソースとしては、日本の気象庁のような機関にあたる、ノルウェーの気候環境省気象研究所(MET:Norwegian Meteorological Institute)が提供する天気予報を利用し、同研究所が指定するCC4.0ライセンスのもと、それを表示している。
<主な掲載内容>
天気/気温/風向/風速/降水量/湿度/気圧/霧量/全体雲量/低層雲量/中層雲量/高層雲量/日の出時刻/日の入時刻/1時間ごとの24時間分の時系列天気予報/48時間分の6時間おき詳細天気予報/8日間分の長期天気情報
公式サイト mikketa 山小屋と山の天気予報
<優れているところ>
・日本全国1000以上の山頂の天気から山小屋や宿泊施設、キャンプ場を含めると2000ポイント以上と予報地点がとても多い。
・1時間予報から8日先の天気まで情報量が豊富。
・霧量や雲量など予報の掲載項目が多い。
・天気予報以外にも、地図、テント場(キャンプ場)情報、入浴施設、アクセス方法など必要される情報がまとめられており便利。
<ここが微妙>
・この天気予報はノルウェーの政府機関である気候環境省気象研究所(MET)が発表した予報を利用していて、ノルウェーでは天気予報として発表されているが、日本国内では数値予報との解釈もあるので、その点を留意しておく必要がある。
まとめ
山に行く前日に一番最初に見るサイトはSCWにある雲の流れです。雲の流れを見ることで、その日のいつ頃から天気が崩れるか、晴れ間が多いか等の情報を仕入れます。
その上で、Mountain Weather Forecasts で天気や気温を参考にしています。
個人的に山の天気を調べるのであれば「ヤマテン」(→公式サイト)の予報が一番お勧めです。週末のおすすめの山域を発表してくれたり、連休前には長期の予報をしてくれます。それに精度がかなり高く信頼度は抜群です。
天気とくらすの登山指数はあくまで予想値をもとにして判断される大まかなものなので、自分で天気図や雲の動き等を見ながら天気の予測をする必要があると思います。
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