
このレンズは、初めて一眼レフを買ったときに、最初に手に入れた単焦点レンズです。
キットレンズが付属している状態で、「わざわざ単焦点を買う必要があるのか?」正直、そのときはよく分かっていませんでした。
ですが今振り返ると、この一本が写真との向き合い方を変えた分岐点だったと感じています。今回紹介するのは「SIGMA 30mm F1.4 DC HSM | Art です。」
目次
SIGMAのブランディング刷新とArtライン誕生
2012年、SIGMAはArt・Contemporary・Sportsという3つのレンズラインアップを軸に、ブランディングを大きく一新しました。
この中で Artライン は、光学性能を最重要視し、アーティスティックな写真表現を追求するためのレンズ群です。
そのArtラインに、2013年に早速投入されたのが SIGMA 30mm F1.4 DC HSM でした。
ベストセラーの正統進化として生まれた一本
SIGMA 30mm F1.4 DC HSMは、ベストセラーとなった30mm F1.4 EX DC HSM の後継モデルとして登場しました。
この先代モデルは、
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APS-C専用
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大口径F1.4
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単焦点
という、当時としては他社にほとんど存在しなかったカテゴリーで、多くのユーザーに支持されていました。
初めて単焦点を選ぶ際にこのレンズを選んだのも、「APS-CでF1.4が使える」という点が大きかったのを覚えています。
30mm(APS-C)は“標準”に近い感覚
APS-C機での30mmは、フルサイズ換算でおよそ45mm前後。
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広すぎず
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狭すぎず
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見たままに近い画角
初めて単焦点を使う人でも、構図に迷いにくい焦点距離だと感じます。
明るいレンズだからこそ得られる、美しいボケ感
F1.4という明るさは、やはりこのレンズの大きな魅力です。明るいレンズのためボケ感がとても美しく背景が自然に溶けるように後ろへ下がっていきます。
ボケが主張しすぎることはなく、被写体を引き立てるためのボケ、という印象。初めて撮ったとき、「同じ場所を撮っているのに、写真がまったく別物になる」そう感じたのを、今でもよく覚えています。

家にあったクマモンを撮影。
価格と性能のバランスが非常に優秀
SIGMA 30mm F1.4 DC HSM | Art は、描写性能だけを見ると上級者向けのレンズに感じますが、
金額もレンズの中ではかなり安く、初心者におすすめのレンズです。
大口径F1.4、Artラインの高い解像力というスペックを考えると、コストパフォーマンスは非常に高く、初めて単焦点レンズを購入する人でも手を出しやすい価格帯だと思います。

まとめ:最初の一本にして、今でも記憶に残るレンズ
SIGMA 30mm F1.4 DC HSM | Art は、初めて一眼レフと一緒に買った、最初の単焦点レンズです。
美しいボケ、圧倒的な解像感、そして写真が変わるという体験。
それでいて価格は抑えめで、初心者にも自信を持っておすすめできる一本。単焦点レンズ沼の入口としては少し強烈ですが、写真が楽しくなる入口としてはこれ以上ない選択だと思います。
今回紹介したレンズ↓
このレンズをつけていたカメラNikonD5300↓

