@syouggg です!今回は冬用グローブでおすすめの「ブラックダイヤモンド(Black Diamond)ソロイスト」の紹介です。いろいろなメーカーから冬用のグローブが出ていますが、この手袋が最もコスパを考えると最もおすすめです。
最近までモンベルの冬用のグローブを使っていたのですが、強い風が吹き始めると指先が凍えるように冷たくなりました。操作性は良かったのですが、厳冬期ではそれ以上に暖かく快適であるかどうかが大切です。
上の写真が今まで冬に使っていた、モンベルの「OutDry アルパイングローブフィット」です。
内側にはフィット感の優れた厚手のライナーが使用されたダブルグローブです。ある程度の冬山であればこのグローブで十分だとは思いますが、風の強いアルプスの稜線を歩くような山行では少し物足りないなと感じました。
友人のブラックダイヤモンドのソロイスト冬用グローブを借りた際、暖かさと快適さに驚きました。一眼レフで写真をよく撮るので操作性が大事ですが、それ以上に手が凍える中では何もできません。そこで早速購入することに!
冬用ということもあり、温度域がマイナス31℃からマイナス9℃。中綿はとても暖かく指先に寒さを感じることはほとんどありません。
冬用グローブはアウトドアブランドから様々な種類のものが出されていますが、厳冬期ではしっかりとしたものでないと本当に使い物になりません。
どのようなものを選ぶ必要があるか経験上からお話ししていきます。
モンベルの公式サイトで「冬山グローブの選び方」というわかりやすい記事がありましたのでリンクを貼っています。
写真にモンベルのフォトコンで受賞した写真も掲載されています。
厳冬期で必要となる冬用グローブのポイント
・ミトンタイプがおすすめ
五本指タイプは操作性のしやすさにおいては軍配があがりますが、五本指とミトンタイプを比較すると、対応温度域以上に暖かさの違いを感じます。
五本指タイプは冷気との接触面がミトンタイプと比較して多いため、ミトンタイプよりも指先の冷たさを感じやすいです。
あまりにも指先が冷たい時にはグーパーグパーを手袋の中ですると少しマシになるのですが、ミトンタイプだとその操作がしやすくちぎれそうな痛さを防ぐことができます。
・ダブルグローブであることは必須
ダブルグローブとは内側にウール状の暖かい生地、外側に防風防雪のアウター生地が使われる二重の手袋です。なぜ必須なのかと言いますと、行動中何かのきっかけで濡れてしまったり、蒸れによる汗でグローブに湿り気が出てしまうことがあります。
厳冬期で湿り気は凍傷のもととなり大変危険です。例え濡れてしまっても内側の部分の替えを用意したり、雪山で泊まる場合はシュラフの中に突っ込んで乾燥させたりもできるので二重の手袋であることは重要なポイントです。
・テムレスで冬用グローブの代用はできない
今流行のテムレスですが、ある程度の寒さまでなら有効です。しかし-10度を下回ってくるとテムレスは凍りつき使い物になりません。雪洞やテント泊のための整地等であれば厳冬期でテムレスは使えますが、一度凍り付くと下山するまで使えなくなります。
雪山で実戦デビュー
−20度近くの気温となる冬山へ行き、ソロイストの実力は本物であるかどうか確認してきました。
・インナーグローブは二つ以上あるとGood
普段行動時に使う、防水のグローブを忘れてしまったのでコンビニで800円くらいの手袋を購入しました。
もちろんそのままで雪に触れると雪が付着し冷えることで使い物にならないのですが、ソロイスト のアウターグローブを装着することで想像以上に使える冬用グローブに変身しました。
・ミトンタイプの操作性はかなり悪い。
登山では一眼レフカメラを持ち歩いているのですが、このソロイスト のミトンタイプのグローブではシャッターをかなり押しにくいです。マニュアルモードで絞りやシャッタースピードの設定を細かくいじることは難しいです。
また、冬山ではアイゼンやワカンを装着する必要がありますが、この手袋を履いたままだとうまく装着できないです。
この厳冬期ではたくさん写真を撮っています。仙丈ヶ岳や、甲斐駒ヶ岳、燕岳など場所も様々ですが、ブラックダイヤモンドのソロイストを装着している間は、指先の寒さに悩まされることはありませんでした。
防寒においては申し分ない性能なのですが、モコっとしてしまう分、指先での繊細な作業は出来なくなってしまうことだけは念頭に置いておくべきです。
そして超おすすめなのが、医療現場でよく使われているようなあの青い使い捨てのゴム手袋「ニトリスト」を中に装着することです。
冬山で強敵な濡れを防ぐことができます。好みは分かれますが、個人的にはめっちゃお勧めです。最近の冬山登山では必須のアイテムになっています。
今回紹介した「ブラックダイヤモンドソロイスト」↓
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