登山道具では必ずと言っていいほど目にするゴアテックス製品のお手入れ方法を紹介します。
GORE-TEXのアウターウェアの性能を最大限に引き出し、長持ちさせるには常に綺麗な状態にしておくことが必要です。汚れたままの状態で使っていると、耐久性が落ち、性能もダウンしてしまいます。使用後は泥を落とし、洗濯をして乾燥させましょう。
・洗濯方法
GORE-TEXアウターウェアは簡単に洗うことができます。
①洗う前にファスナーやポケットは完全に閉じてください。少量の液体洗剤を使用し、ぬるま湯を使い洗濯機で洗います。粉末洗剤、柔軟仕上げ剤、漂白剤は使わないようにしましょう。
ゴアテックスや繊維製品専用の洗剤。中性なので生地を痛めてしまうことがありません。
モンベル公式サイト→O.D.メンテナンス マルチクリーナー
②衣類を2回よくすすぎ、洗剤が残らないようにしましょう。洗剤が残っていると逆に生地を傷める要因となります。
③日陰で干すか、乾燥機を使い乾燥させます(高温では使わないように)。どの方法が適切かは衣類の取り扱い絵表示に従ってください。
④衣服が乾いたら、次に撥水回復処理を行います。撥水性を復活させるために、乾燥機の場合は中温でさらに20分間乾燥させます。乾燥機がない場合はアイロンを使用して撥水性を復活させることができます。アイロンをスチームなしの低温に設定します。当て布を用意してから衣服にアイロンをかけます。
撥水回復処理を行なっても撥水性が悪い場合は、市販の撥水スプレーを使用し、撥水の再加工を行う必要があります。
・シミの除去
普通に洗濯をしただけでは落ちなさそうなシミに対しては、洗濯前に上記の洗濯で使用する液体洗剤と同じものを使用します。洗剤をシミ部分にこすりつけ、20分ほど放置し洗濯する前にこすりつけた部分を洗い落とします。
・耐久性撥水(DWR)コーティング
GORE-TEXアウターウェアの外面にはDWRコーティングが施されています。DWRにより、水がビーズ状になり衣服から転がり落ちます。これにより生地の表面に不純物の付着がなくなり、汗や体の熱が内側から通過できるようになります。また、生地の表面をよく乾燥させ、アウターウェアを軽く快適にします。
以上、ゴアテックスのお手入れ方法でした。
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