
@syouggg です!今回はファイントラックの山岳テント「カミナドーム」のレビューです。自立式、ダブルウォールのオールシーズン対応山岳テントです。元々モンベルのステラリッジ1を使っていたのですが、1人用では少し狭かったこともありファイントラックの「カミナドーム2」を購入しました。
ファイントラック公式サイト→カミナドーム
モンベルとゼログラムとファイントラックの山岳テント3種類を使いましたが、一番使いやすくバランスが取れ使いやすいのはファイントラックの「カミナドーム」です。ここからは大まかな特徴を記載していきます。
❶ ダブルウォールテントである
テントにはシングルウォールテントとダブルウォールテントがありますが、「カミナドーム」はダブルウォールとなっています。
ダブルウォールはシングルウォールよりも設営に手間がかかりますが、結露の心配がシングルウォールよりも少ないです。
個人的には結露を極力防げるダブルウォールをおすすめします!結露はダブルウォールとは言え必ず発生してしまうものではありますが、できる限り防ぎたいものではあります。
❷テント内が広く軽い!
テントは広ければ広いほど快適に過ごすことができます。「カミナドーム2」だと大人2人で寝てもテント内に荷物を置くことができるくらい広いです。厳冬期のテント泊装備だと狭いですが、夏山だと大人2人とザックをテント内に入れることができました。
また、長辺側にテントの出入り口があるため全室がかなり広いです。登山口を置いてもいいですし、テント内でバーナーを使いたくない場合に前室で火を使うこともできます。
広く快適であるのに他のメーカーよりも軽量化され、収納袋一つに収まるほどのコンパクトさはカミナドームの魅力です。
❸比較的価格は高め
モンベルの「ステラリッジテント2」がレインフライを含め5万円台で購入できるのに対し、ファイントラックの「カミナドーム2」は7万円台と少し高めです。山岳テントはこれくらいの値段は仕方ないと思います。
❹高い耐久性があり壊れない
軽量性と強さは本来、相反するものですが、特許製法による骨格構造、先鋭技術を駆使した「66ナイロンリップストップ生地」が、テントの剛性や耐久性を向上させています。実際のところ厳冬期にテント泊をするとかなりの暴風雪に晒される事があるのですが、ペグでしっかり固定できていればびくともしません。
1つ心配なことは薄い生地を使っているので、何か引っ掛かると破れやすいのではないかと心配していますが今のところ問題はなさそうです。
カミナドームはグランドシートがなくても使える!という記事がありますが、個人的に夏のシーズンで使う場合はあったほうがいいと思います。確かに耐久性がありそう簡単に簡単に破れる事はありませんが、長年綺麗に使うためにもフットプリントは持っておきましょう。
❺厳冬期シーズンでも安心して使える
オプションでスノーフライや内張りがあるので真冬のシーズンでも問題なく使えます。今のところオプションがなくても厳冬期テント泊で不自由は感じていません。
冬山テント泊あるあるですが、アイゼンの刃でテントを破いてしまうことがあります。テント周辺で歩くときは必ずアイゼンを脱ぎましょう。
以前に使っていたモンベルの「ステラリッジ」もかなり愛用していて、夏から厳冬期の雪山までフル活用していました。吊り下げ式のテントなので設営が楽で早いです。
上の写真は厳冬期の五竜岳へテント泊で行った時の写真です。風速20メートル暴風雪が吹き荒れテントの設営にかなり苦戦しました。一晩中風が止むことはなくテントが壊れるのではないかと思うくらいでしたが難なく一晩を過ごすことができました。
ステラリッジよりも良いと思うポイント
【軽量かつ「何もあきらめない」山岳テント】という、見出しがあるようにかなり軽いです。そしてコンパクトで設営、片付けも時間がかかりません。
テントを片付ける時に感じたことが、ステラリッジのスタッフバックはとても小さくしまいにくかったのですが、カミナドームは大きめの袋で急いでいる時にもサッとしまう事ができます。
上の写真はGWの残雪期に北穂高岳南陵でテント泊をした時の写真です。涸沢カールには 300を超えるテントがありましたが南陵には自分のテントだけ!という静かな景色を独占することができました。夜は風が強かったのですが、びくともしない頑丈なテントです。
北穂高のテント場はトイレまでかなり遠く、北穂沢をテント担いで上がるのはとてもしんどいです。ですがそれ以上にテント場から見える景色は素晴らしいです。
YAMAPのフォトコンの景品でいただいた、「ZEROGRAM(ゼログラム)ALL NEW El Chalten Pro 2P」 もこれから使っていく予定なのでこちらとの比較もできたらなと思います。

↓ポチッとどうぞ