
- ネオエアーXライトの特徴・スペック
- 実際の使用感(登山・撮影での体験)
- 厳冬期での使い勝手と注意点
- 他マットとの比較・おすすめポイント
をレビューしていきます。
目次
💡 サーマレスト ネオエアーXライトとは?

| 製品名 | サーマレスト ネオエアーXライト NXT |
|---|---|
| サイズ | レギュラー:183×51×7.6cm |
| 重量 | 約350g(レギュラー) |
| R値(断熱性) | 4.5(雪山にも対応可能) |
| 素材 | ナイロン / ポリウレタン |
| 付属品 | スタッフサック、ポンプサック、リペアキット |
| 価格帯 | 約3〜4万円前後(サイズにより変動) |
⛰ 登山・撮影シーンで使ってみた感想
① 驚くほど軽量。ザックの重量を大幅カット
軽量化したい登山者にとって、350gという軽さは大きな魅力。ザックに入れてもほとんど重さを感じず、撮影機材を持つ筆者でも負担が少ないです。折り畳むとペットボトルほどのサイズになり、ザックの隙間にスッと収まるコンパクトさも優秀。
② 断熱性が高く、冷気を感じにくい
R値4.5という数値は、秋〜初冬のテント泊にも対応できるレベル。伊吹山での夜明け前撮影では気温が氷点下近くまで下がりましたが、地面からの冷え込みはほとんど感じませんでした。
サーマキャプチャーテクノロジー(ThermaCapture)という内部反射構造が、体温を効率的に反射し、保温力を高めてくれます。
③ 寝心地はエアマットの中でもトップクラス
厚み7.6cmのおかげで、背中のゴツゴツ感がまったくない。腰や肩への負担も軽く、朝まで熟睡できました。ただし、多少の「パリパリ音」はあるので、静寂なテント場では気になる人もいるかもしれません。
④ 設営・撤収も簡単
付属のポンプサックを使えば、数回の空気注入で膨らみます。撤収も素早く、折り畳みやすいナイロン素材なので、現場での手間が少ないのも◎。
❄️ 厳冬期の冬山でも使えるの?
結論から言うと、ネオエアーXライト NXTは厳冬期の雪山登山でも使用可能です。
R値4.5という断熱性能は、雪上テント泊でも十分な保温力を持ちます。実際に筆者は、厳冬期の北アルプスで氷点下の環境で使用しましたが、底冷えするような感覚はありませんでした。
ただし、気温がマイナス10℃以下になるような環境では、薄いクローズドセルマット(銀マットなど)を下に敷くことで、より確実に冷気を遮断できます。
この「二層構造」は、雪山テント泊登山者の定番スタイル。ネオエアーXライトの軽量性を生かしつつ、安心感をプラスできます。
⚖️ 他の人気マットと比較してみた
| 製品名 | 重量 | 厚み | R値 | 特徴 |
|---|---|---|---|---|
| サーマレスト ネオエアーXライト | 約350g | 7.6cm | 4.5 | 軽量+高断熱のバランス型(冬山OK) |
| モンベル U.L. コンフォートシステムパッド | 約600g | 5cm | 3.2 | コスパ重視・やや重め |
| EXPED Ultra 3R | 約465g | 7cm | 2.9 | 軽量だが断熱性は控えめ |
→ 結論:軽さと暖かさのバランスでは、ネオエアーXライトが圧倒的に優秀。冬山でも安心して使えるオールラウンダー。
🙆♂️ こんな人におすすめ!
- テント泊登山を軽量化したい人
- 撮影装備が多くて荷物を減らしたい人
- 秋〜厳冬期の雪山でもしっかり眠りたい人
- 快眠重視で長期縦走を快適にしたい人
✍️ まとめ
サーマレスト ネオエアーXライトは、「軽さ・断熱性・寝心地」の3拍子が揃った登山用マットです。
厳冬期の雪山にも対応できる断熱性を持ちながら、重量はわずか350g。多少のパリパリ音を差し引いても、長期縦走や撮影登山の“快眠ギア”としての完成度は非常に高いと感じました。
一度使うと、他のマットには戻れない快適さです。これからテント泊登山を始めたい方や、冬山での睡眠環境を改善したい方にぜひおすすめです。

