
今日は、日光のトレラン以来となる5kmのランニングができました。
この1ヶ月ほどほとんど運動を控えていた自分にとっては、かなり大きな一歩です。
「年末に雪山いけるんじゃないか?」という気持ちも少し出てきましたが、ここは焦らず我慢。
無理をせず、しっかり積み重ねていきたいところです。
今回から、今年の登山を振り返る記事の第一弾。
年明けすぐに挑戦した「厳冬期北岳」について書いていきます。
年末は実家の兵庫に帰省し、そこから夜行バスで東京へ戻りました。
年越しはバスの車内。到着後すぐに準備を済ませ、レンタカーを借りて今回の相棒・ちばちゃんをピックアップし、夜叉神峠へ向かいます。
少し仮眠をとり、4時過ぎにスタート。

最初の関門は、全長1.1kmの夜叉神トンネル。
照明は一切なく、扉を開けた瞬間に広がるのは完全な闇。
一人だとかなり心細い場所ですが、今回は相棒がいたので心強かったです。

気温は思ったほど低くなく、−10℃よりは暖かい印象。
途中には大きな氷柱もあり、頭上にも注意しながら進みます。
鷲ノ住山までは約1時間20分、ひたすら林道歩き。
そこからあるき沢橋登山口まで一気に300m下り、再び林道へ。
帰りはこの下りが丸々登り返しになるので、奈良田側から入る人が多い理由も納得です。
吊り橋手前は急でルートも分かりにくく、ピンクテープを頼りに慎重に進みました。
登山口周辺にはテントを張っている人もいました。

取り付き直後には難所があり、2日前に滑落事故があったと聞いていたので特に慎重に。
2000m付近までは雪が少なく、凍結箇所が目立ちました。

登山口から2時間少しで池山小屋へ到着。
そこまではトレランシューズでしたが、ここから先は冬靴に履き替えます。


静かな森の中、寝転んで見上げるブナの木々がとても印象的でした。
この厳しい環境でも真っ直ぐ立ち続ける姿に、自然の強さを感じます。

砂払付近にはテントを張れそうなスペースがあり、そこから森林限界を越えてボーコン沢の頭へ。
風は穏やかで快晴、富士山も見えてテンションが一気に上がりました。
北岳山頂が見えてからは、美しい稜線歩き。
八本歯のコルは厳冬期の難所なので、気を抜かず慎重に通過します。
このあたりから徐々にガスが出始め、天候も下り坂に。

山頂に着いたのは16時半ごろ。
テント泊装備での登りはなかなか堪えました。
体調もあまり良くなく、高山病なのか少し気分の悪さを感じながらの登頂。

その後、肩の小屋に着いた頃にはすっかり暗くなっていました。
冬季避難小屋の入口が雪に埋もれていて、見つけるまでかなり苦労しましたが、中はとても綺麗で快適。
エネルギー補給をして、翌朝に備えて就寝。

翌朝は4時半に出発。
前夜の荒天でトレースは完全に消えており、サラサラの新雪の中を進みます。
八本歯のコルは特に緊張する場面でした。



やがて空が染まり始め、朝焼けが広がる時間。
強風で寒さは厳しかったですが、それ以上に心に残る景色でした。

下山時は前日の嵐が嘘のような穏やかな天候。
景色を楽しみながら池山小屋まで戻り、そこからはひたすら下山。


前日は真っ暗で気づきませんでしたが、吊り橋はなかなかスリリング。
そして最後に待っていた鷲ノ住山への300m登り返しが、精神的にも体力的にも一番きつかったかもしれません。

トンネルの出口の光が見えたときは、正直ほっとしました。
無事下山。

体調面では万全とは言えませんでしたが、それでも無事に厳冬期の北岳に立てたことは大きな経験になりました。
【避難小屋泊】厳冬期の北岳へ! / おっくんさんの鷲ノ住山・北岳の活動データ | YAMAP / ヤマップ
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