2023
27
Jun

ワーホリ

[ワーホリカナダ]WWOOF/ファームステイでの仕事内容!オーロラ見ながら働きました!

前回の記事(→毎日寝ながらオーロラが見れる!?WWOOF体験!)からの続きです。今回はカナダでのファームステイで実際にした仕事について話します。




まずは前回の記事を見られていない方のためにも簡単なWWOOF(ファームステイ)の紹介です。

 

 WWOOFとは?

Working Weeends On Organic Farms の頭文字をとってWWOOF。読んで字のごとくファーム関係のボランティアワークです。ウーフはカナダはもちろんニュージランド、オーストラリア、フランス、日本などに拠点を置く歴史のあるボランティア団体で、参加者をウーファー(WWOOFer)と呼びます。

 

ボランティアワークと言っても、ただ働いてそれで終わり…という感じではありません。賃金をもらわない代わりに食事と宿泊場所を無償で提供するというもので、ファームでの知識と経験をたくさん持ち帰ってもらおう!というような仕組みになっています。

WOOF公式サイト →WWOOF.NET

賃金の発生する募集先もあるようでサイトをチェックです。探している感じではほとんどなかったので自分のしたいことと住みたい場所にマッチしている募集先に応募するのが良いかと思います。

 

 ファームステイをする農場までの移動方法

カナダユーコン準州のペリークロッシングという村で2ヶ月間ファームステイをしていました。

ホワイトホースまで到着したものの、農場のあるPelly Crossingまでは車が必須な場所でした。GoogleMapの地図を見てわかるように、ホワイトホースからドーソンシティー方面へ約300キロ北上する必要があります。

農場のボスからは「ユー!ヒッチハイクしてきなよ!ペリークロッシングの村まで来たら拾うよ!」と連絡がありましたが、それはだいぶ不安。ですが運よく、同じ頃からファームステイをするというオランダ人の女性がいたため、車に乗せていってもらうことになりました。

めちゃくちゃフレンドリーな人で、話を聞いているとバンクーバから車で北上しているそうで1ヶ月ほどファームステイをした後、さらに北へ行くと言っていました。

海外で出会う人は想像を超えたアクティブな人が多いので話していて楽しいですよね。日本人にももっとアクティブな人が増えたら良いのになと海外へ行くといつも思います。

農場へ向かう途中にはユーコン準州の果てしなく広大な自然が広がっていて、車を止めてもらっては写真を撮り自然を感じていました。本当にカナダの自然は大きくて広くて広大です!

 

 

 仕事内容

仕事は何でもさせてもらいましたがその中でもピックアップして仕事内容を紹介します。ほんとに今までにしたことのないようなことをさせてもらって楽しかったです。

写真は農場の裏山から見たユーコン川。来た頃はまだ氷の塊が「サー」と音を立てて流れていましたが、ある日突然流れがとまり完全に川が凍りました。

 

10月から始めたのでカナダの北部となると氷点下は当たり前で、−10℃くらいが平均気温でした。その中でも寒い日には−30度を記録しました。そんなこともあり、主な仕事は木を切り、薪ストーブの火の番をすることでした。

 

・薪をつくり、薪ストーブの火の調整

この仕事が1日の大部分を占めていました。農場のボスの所有する土地は莫大な広さのため、木は無限にあります。さらに農地を開拓していきたいということもあり、指示された場所にある木をチェーンソーで切り、さらに斧で木をわり薪を作っていきました。免許は持っていませんが、トラクターで木を運んだりと言ったこともしていました。

 

また朝晩は薪ストーブの火番で部屋の温度を調整していました。実家に薪ストーブがあるのでなんとなくわかるのですが、ここでの木の使う量は半端なかったです! でかい薪をゴミのように次々に放り込む事ができ、無限に薪を使う事ができました。

 

・鶏の世話

これは毎日する事でした。大きな鶏から小さな子供まで200羽ほどいました。

毎朝起床後、卵がたくさんあるので、鶏に囲まれながら棚から卵を取っていました。もみ殻や牡蠣殻といった餌をあげるのも毎日の仕事です。

そして鶏が成長してくると屠殺も行います。鶏小屋から大きな鶏を捕まえ、ありがたくいただくのです。

 

初めて鶏の首をはねた時は衝撃でした。首が飛んでも動体はかなりの力で動くんです!普段食べている鶏ですが、こんな家庭があってスーパーに並んでいるのだと思うと、考えるものがありました。

羽のついた皮を剥ぎ、足の腱に切れ目を入れると、まだまだ暖かいいつも頂いている鶏肉になりました。




 作業時間

基本的に週五日ほど、鶏が鳴き始める朝の7時ごろから、夕方の4時ごろまでです。とは言ってもこの中に朝食の時間と昼食の時間と休憩時間が入っています。

ファームステイのホストは仕事仕事!という人ではなく、「元気かい?仕事は楽しみながらするんやで!疲れたら休憩しなよ!」と言った感じでしたので、まったり仕事ができました。

 

 天気さえ良ければオーロラが見える!

ユーコン準州のほとんどはオーロラが頻繁に発生する「オーロラベルト」の真下に位置していることもあり、雲さえなければほぼ毎日オーロラを観測することができます。観測に適しているのは、夜の時間が長くなる8月末から4月の半ばです。10月までは比較的寒さの厳しくない環境で見ることができるとはいえ、寒い日には−30℃を記録しました。

農場のボスは−50℃を記録したことがあると言っていたので、それと比較するとまだマシなのかもしれませんが、日本で住んでいては体験のできない寒さが待っています。

 

 

オーロラの撮影方法についても記事にしていければいいなと思います。

 

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