今回は寝袋を専門に扱うTakemoの紹介です。タケモシリーズの中でも厳冬期のアルプスに対応のTakemo11のレビューをしていきます。
厳冬期のアルプスでは気温が−20℃となることがありますが、エアーマットと合わせて使うことでとても快適に寝る事ができます。
【追記】
2023/08/15 スリーピングバッグ11は8月21日(月)お昼12時から販売を開始致します。 ←公式サイトより
寝袋を専門に扱うTakemoとは?
2015年に設立された新しい会社で「本物と呼べる良いものをより安く」をポリシーとする会社です。インターネット販売、中国での加工ということもあり驚くほどコスパの良い商品となっています。
中国加工だから質が悪いということはなく、きっちりと管理された中国の縫製工場の技術は非常に高く、特に寝袋を縫製する技術は日本よりも高いそうです。
タケモシリーズ寝袋の素材について
生地には撥水加工が施されており表面についた水滴を弾き、汚れが付きにくくなっています。 防水加工ではなくある程度の圧力が掛かると水は浸透します。
冬季のテント泊等ではテントの出入りの際の、雪の吹込みや結露が想定されるため、シュラフカバーの併用をお勧めします。
保温素材には非常に軽くて暖かなダウンを使用しています。ダウンの中でも750FPと高品質のホワイトダックダウンを使用。
タケモシリーズラインアップ
夏山から厳冬期登山まで対応しています。
- スリーピングバッグ 2
(ダウン量:200g、総重量:500g、最低使用温度:8℃、) - スリーピングバッグ 3
(ダウン量:300g、総重量:740g、最低使用温度:2℃) - スリーピングバッグ 5
(ダウン量:500g、総重量:960g、最低使用温度:-6℃) - スリーピングバッグ 7
(ダウン量:700g、総重量:1180g、最低使用温度:-15℃) - スリーピングバッグ 9
(ダウン量:900g、総重量:1440g、最低使用温度:-25℃) - スリーピングバッグ 11
(ダウン量:1100g、総重量:1650g、最低使用温度:-30℃)
見ての通り、商品名にはダウン量の数字が採用されているようです。快適使用温度は最低使用温度に5〜10度足したくらいの数値です。
Takemo11を使った感想
ここからは厳冬期用シュラフTakemo11を使っての感想を書いていきます。厳冬期奥穂高や常念岳といった北アルプステント泊でも使いました。参考程度にしていただければと思います。
・とにかく暖かい!
→むちゃくちゃ暖かい。-10度くらいの気温であれば薄い肌着程度の服装で寝袋の中に入っているだけでかなり暖かいです。
・重たくてサイズが大きい!
→Takemo 11に限るかもしれませんが、厳冬期用ということもありめちゃくちゃ大きいです。正直なところ、持ち運びにはかなり不便です。冬山用のザックの1/3ほどが寝袋となってしまうほどの大きさです。
重さは約1.6キロあり、付属の収納袋ではバックパック には入りません。そのため、「Sea to summit 」のコンプレッションバックに収納し持ち運んでいます。
Takemoシリーズの寝袋を購入する際の注意点ですが、販売数が多くないことから冬山シーズンに入るとほぼ売り切れになっています。目当てのものがあればシーズンオフの際に購入されることをおすすめします。
今回紹介したTakemoスリーピングバック11↓
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