@syouggg です。今回の登山記録は、憧れであった槍ヶ岳を北鎌尾根から登るルートです。一年前から計画していましたが天候の都合によりなかなか挑戦できずにいたルートで、かなり楽しみにしていた山行です。
槍ヶ岳の北鎌尾根にアプローチするには3つの方法があります。
- 上高地から入山し水俣乗越経由で天上沢にでるルート
- 大天井岳から貧乏沢を下り天上沢まででるルート
- 高瀬ダムから入山し高瀬川沿いに湯股までいきそこから千天出合まで徒渉・沢登りをするルート
今回は最も定番で記録の多い①のルートから行くことにしました。初日は上高地から水俣乗越を経由し北鎌沢でテント泊。2日目は写真撮影のため、独標付近でテント泊。最終日は槍ヶ岳山頂に登り、一気に上高地まで降るという、二泊三日のテント泊で計画しました。
ブログでの記事や登山記録が多くはない北鎌尾根ですが、実際のところ登山シーズンということもあり、自分達を含め1日で2.30人が北鎌尾根経由で槍ヶ岳の山頂に登頂したようです。
北鎌尾根へ挑戦する前に、、、
北鎌尾根は地図上に乗っていないバリエーションルートです。体力はもちろんのこと岩場を登る技術も必要です。実際に行ってみて幾つかのポイントがあるので列記していきます。個人的な意見で人によって感じ方の違いがありますので参考までにご覧ください。
・奥穂高岳から西穂高岳への縦走ができること!
西穂→奥穂間や奥穂→ジャンダルム間と難易度や技術レベルの比較をされる北鎌尾根ですが、必要な技術レベルは北鎌尾根が上で、怖さは西穂→奥穂間が上かなと感じました。
もちろんどちらとも滑落すれば重大事故につながる場所ばかりですが、高度感は奥穂→ジャンダルム西穂間の方があるように感じました。
北鎌尾根ではテントを担いでいく必要があるため体力がかなり必要なことと、重たい荷物を持って狭い岩場を通り抜けることのできる技術が必要となります。
・初めての北鎌尾根は経験者同伴で行くこと!
バリエーションルートということもあり標識はなく、ルートファンディングがかなり難しいです。人の踏み跡がある程度あるのでかなり難しいわけではありませんが、岩稜帯に出てルートミスは致命的です。
注意点を理解し、上記の条件を満たしていないと北鎌尾根への挑戦はまだ早いと思います。生半可な気持ちで行くと本当に遭難します。
自分のYAMAPの記録です。ところどころ迷い込んでしまった場所もあるので参考までにどうぞ。
【テント泊】北鎌尾根から槍ヶ岳に挑戦!⛺️ / おっくんさんの槍ヶ岳の活動データ | YAMAP / ヤマップ
事前に信頼できそうな軌跡をダウンロードしておくと登山中にルートの誤りを正しやすいです。北鎌尾根ではルートファインディングのミスが命取りで、行けると思って進んでしまうと後戻りできなくなってしまうこともあるようです。
今回稜線上で使用したテント「ゼログラム エルチャルテンプロ」↓
大気の状態があまり良くなく雷が発生する可能性もありましたが終始好天に恵まれました。独標には3張テントを張ることができますが、今回は7人で4張り必要であったため自分達は独標から少し進んだ平らな部分に設営しました。