@syouggg です。前回のワンデイ大キレット、ジャンダルム（→日帰りで南岳から西穂高岳へ行ってきた）から1ヶ月ぶりの登山です。少し膝を痛めてしまっていたので休憩していました。今回は大キレットよりも苦手という人もいるほどの隠れ難所、北穂高岳から涸沢岳間の写真を多めに解説していきます。

 

 

今回のルート

1日目　上高地→涸沢カール→北穂高岳→北穂南稜テント場泊

2日目　テント場→涸沢岳→奥穂高岳→重太郎新道→岳沢→上高地

YAMAPの標準コースタイムで19時間。距離は26kmで登り2639m下り2639mです。膝痛の病み上がりということもありのんびり北穂でテント張れたらいいなぁという程度でした。

 

ルートの難易度

涸沢カールまでは特に危険箇所はありません。涸沢小屋から北穂高岳への登りが最初から最後まで急登でかなりしんどいです。特にテント泊装備となるとさらにしんどいです。というか修行ルートになります。北穂の南稜ルートには所々鎖や梯子がありますが注意して通れば特に問題はないかと思います。

今回の最も危険なポイントは北穂高岳から涸沢岳間の岩場です。「奥壁バンド」という危険箇所や両側が切れ落ちている場所、ワンミスアウトな場所が続きます。滑落事故も多い場所なので注意が必要です。特にテント泊のような荷物が重い人は慎重に通過しましょう。

奥穂高岳から紀美子平までの「吊尾根」も岐阜側には険しい崖が続きます。重太郎新道はかなり急な斜度がありここも滑落事故が多いです。特に下の場合は足が疲れてきている頃だと思いますので岳沢小屋に着くまでま気を抜かないようにしましょう。

 

2023/9/23〜24  北穂高岳 登山記録

ここからは北穂高岳テント泊の記録です。参考までにどうぞ。

上高地 8:40→涸沢カール  12:00

林道まではサーっと通過して徳沢まで1時間ほどで到着。

驚いたことに徳沢横の水場が枯れていました。ここに水が流れていないのは初めての経験で、それほど水不足に陥ってしまっているようです。

横尾は自分より早く出発したであろう登山者がたくさんいました。

本谷橋も登山者で賑わっていました。

前日の雨で枯れていませんがそれまではここの水も枯れていたそう。深刻すぎた水不足早く改善しますように。

涸沢カールの紅葉は9/23現在まだまだ早いようですが、少しだけ色づきの見られる葉もありました。

天気予報がいい事もあり、まだまだテントの数は少ないですがこれから増えていく模様。

朝ご飯も全く食べていなかったので涸沢小屋でエネルギーチャージ。涸沢小屋のカレーも美味しいですが、北穂小屋のカレーが一番美味しいです！軽食提供時間とかぶる事がなかなかないので最近は食べれていません。

ささっと食べて出発！

 

涸沢カール  12:20→ 北穂南稜テント場  14:15

涸沢小屋から北穂までは最初から最後まで激坂です。いきなりかなりの急斜面を登り、南稜の取り付きまで向かっていきます。テント泊装備でここを登っていくのはかなりキツい！

取り付きからは鎖場が少し続きます。気をつけて行けば特に難しい場所はなく、梯子を登り切るとまたまた激坂が続きます。

先行者をみんな抜かしどんどん進んでいきます。前穂と涸沢カールのテント場がよく見えます。積雪期にこの辺りまで降りてテント場と前穂の写真を撮りたかったのですが、雪壁でどこまで行けるかがよくわからず次のシーズンこそは写真を撮りたいなと思います。

こちらが残雪期のGWで撮った一枚です。もう少し尾根側まで行って撮りたいのですが、この場所もかなりの急斜面で写真を撮るのもなかなか難易度が高いです。基本的に積雪期は北穂沢から直登ですが、もしかすると南稜から上がる事もできるのかも？

本日のテント場。すでに7組ほどのテント組がいて賑わっていました。それでも涸沢カールの500張りと比べるとかなり少ないです。

南稜テント設営後

北穂小屋ではもちろん生ビールをいただきました。残念ながら大キレット方面の槍ヶ岳は雲の中に隠れてしまいましたが、ビールが美味しかった〜

ここからが今回の登山記録のメインです！

北穂高岳南峰 6:15 →　涸沢岳7:15

日の出は雲が多くあまり焼けませんでしたが、綺麗な景色を眺める事ができました。記録では北穂南峰から涸沢岳まで1時間ほどですが、コースタイムは最低コルまで70分、そこから涸沢岳までは50分ほどです。前に見える登山者を全員抜いていくようなペースだったのでテント泊とはいえ参考にはしないでください。

 

 

 

 

 

以下YAMAPの記録です。

【テント泊】北穂から奥穂縦走⛺️ / おっくんさんの活動データ | YAMAP / ヤマップ

 

今回の山行で使用したテント「ファイントラック　カミナドーム」↓