
こんにちは! @syouggg です!
厳冬期の常念岳へ一泊二日のテント泊で行ってきました。
最初の写真ですが、モンベルフォトコンで「プロトレック賞」を受賞した一枚です。
常念岳の東尾根は冬季限定のバリエーションルートです。バリエーションとは言っても、地図上に登山道が記されていないだけで、アイゼンとピッケルをしっかりと使うことができれば難易度は難しくないです。

常念岳東尾根のスタート地点は「ほりでーゆ」近くの須砂渡ゲートから。
地図では「烏川第一発電所」近くから始まります。
ゲートのそばには10台ほどの車が駐車できますが、この日は想像以上に多く我々を含め8台ほどの車があった。

林道を1時間弱進む。テント泊装備なので荷物はかなり重たい。
途中、トイレがあるので少し休憩。

トイレの休憩ポイントから急斜面を登り、急カーブを超え平坦な道を行くと山側に東尾根への取り付きが出てきます。

しっかりと踏み固められていました。

この1週間は積雪もほとんどなくYAMAPでは登山記録があったこともあり、トレースがしっかりとついていました。

雲が多い日だったので、時折雪がちらつくこともありましたが、天気は概ね良好。

稜線に出る急な斜面を登り終えると、緩やかな道が続きます。

テントを張ることのできる広いスペースまでは、ピンクリボンがわかりやすくついており、道に迷うことはないと思います。

稜線に出るとテントを張れそうなスポットは多々あります。特に標高2千メートル付近にはとても広いテント場があり、大抵の方はそこにテントを張ると思います。
今回はできるだけ進んだ場所でテントを張ろうという事で、森林限界手前でテント2張り貼れるスペースがあったのでそこを整地し今晩の寝床としました。

テントを貼った場所は、YAMAPの地図を掲載しております。2分歩くと森林限界というような場所で、風を避けることができかつ、山頂まで一番近いポイントではないでしょうか。

テントの張れる場所を地図の地形図を頼りに探すのは厳冬期ならではの楽しみです。

初日は南側に雲が多く、夕焼けを拝むことはできませんでしたが、悪くはない天気に恵まれた1日となりました。

翌朝は朝焼けを前常念岳付近で見れたらなと思い、4時過ぎに出発。
昨晩のうっすら積もった積雪によりトレースはほとんど消えていました。
が、足跡のほとんど残っていないルートを歩くことは爽快です。

早朝はガスが多く視界はゼロでしたが、ある標高を越すと、雲が下に見えてきたではありませんか!
これは雲海になっているのであろう、絶景が見れるはずだ!という期待を膨らませどんどん進んでいく。

風は強いが最高のコンディション!

前常念の稜線に出ると雲海上の絶景を見渡すことができました。
雪を被った穂高連邦の峰々。今にも崩れ落ちそうな雪庇の突き出る常念岳の山頂が姿を表しました。

この冬一番に食い込むほどの絶景が!

厳冬期常念岳登頂!!もちろん滑落すればおしまいな場所は多いですが、
普段雪山に登っている人からすると難易度は高くないです。

ぜひ厳冬期常念岳にみなさんも挑戦してみてください。
あれだけ絶景を見ることのできる夏の常念岳です。
冬となるとさらに美しさに磨きがかかり非現実な世界に取り込まれたようです。
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